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眼瞼下垂

■眼瞼下垂手術の費用

冨田実アイクリニック銀座でご提供している眼瞼下垂手術は健康保険が適用されます。
眼瞼下垂の多くは、加齢による筋肉の弛みと皮膚のたるみが原因で起こりますが、手術によって改善することができます。加齢性の眼瞼下垂は、両眼に発症するケースが多いので、両眼の手術が必要となる方が大半を占めます。


<3割負担の方>
片眼:18,210円~21,600円  両眼:45,000円前後

<1割負担の方>
片眼:6,070円~7,200円  両眼:15,000円前後

眼瞼下垂とは

眼瞼下垂とは、様々な原因で上眼瞼(上側のまぶた)の拳上が不完全で、目を開いた時に、上まぶたが正常な位置よりも下がっている状態を言います。黒目の上側が少し隠れる程度のケースが大半ですが、重度の場合は垂れ下がってきたまぶたによって黒目の半分以上が隠され、視界が著しく狭くなり、転倒や運転ミスなど事故の原因にもなりますので、大変危険です。
眼瞼下垂は、先天性と後天性に分けられますが、先天性の眼瞼下垂は、視力の発達を妨げる可能性がありますので、注意が必要です。一方で、後天性の眼瞼下垂は、加齢性眼瞼下垂(腱膜性眼瞼下垂)が大半を占めますが、近年では発症年齢が若年化してきている傾向が見られます。

眼瞼下垂の原因

眼瞼下垂の原因は、先天性と後天性に分けられます。先天性の眼瞼下垂は、生後直ぐに見られますが、目が十分に開かないために視力の発達を妨げる可能性があります。一方で、後天性の眼瞼下垂は、加齢性眼瞼下垂(腱膜性眼瞼下垂)が大半を占めます。
<先天性眼瞼下垂>

先天性眼瞼下垂は、生まれたばかりの赤ちゃんに見られる眼瞼下垂で、まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)が十分に働かないことが原因です。先天性眼瞼下垂の約80%は、片眼にのみ症状が現れますが、両方の眼に症状が現れる場合もあります。先天性眼瞼下垂で最も注意しなければならないことは、視力の発達を妨げてしまう可能性があることです。子供の視力は、6歳ごろに完成されると言われていますが、子供の頃に物が見えづらい状態が続くと、視力の発達が妨げられ、弱視の原因にもなります。赤ちゃんは、自分の症状や見えにくさを言葉で伝えることができないため、日頃の仕草などから見つけてあげることが必要です。
根本的な治療法は手術になりますが、ある程度目が開いていて、赤ちゃんが自発的に物を見ようとする様子が見られる場合は、直ぐに手術を選択する必要はありません。通常は、定期的に視力の発達を確認しながら、3歳を過ぎた頃を目安に手術の必要性を判断しますので、手術の必要性や時期については、眼科を受診して相談することをお勧めします。

<後天性眼瞼下垂>

後天性眼瞼下垂は、加齢性の眼瞼下垂が大半を占めますが、発症原因によっていくつかの種類に分類されます。加齢性の眼瞼下垂は、症状に差はあるものの、高齢者のほとんどに認められます。

老人性眼瞼下垂
老人性眼瞼下垂は、まぶたを引き上げる力が低下したことが原因で起こる眼瞼下垂です。眼瞼挙筋は、途中から薄い膜上の腱膜となって瞼板と繋がっていていますが、腱膜は薄い膜状の組織のため、老化によって筋肉が薄く引き伸ばされた状態になると、眼瞼挙筋の力を十分に伝えることができなくなります。伸びきったゴムに例えると解りやすいと思いますが、いくら眼瞼挙筋がまぶたを上げようと収縮しても、その力が腱膜に伝わらない状態が老人性眼瞼下垂の原因です。
腱膜性眼瞼下垂
まぶたを上げる筋肉を眼瞼挙筋といい、まぶたの骨格を形成する瞼板と繋がっています。眼瞼挙筋は途中から薄い膜上の腱膜となって瞼板と繋がっていて、眼瞼挙筋が収縮する力が腱膜から瞼板に伝わって「まぶたの開閉」を行っています。もともと腱膜と瞼板は、それほど強く結合していないため、腱膜と瞼板が離れてしまうと、眼瞼挙筋の力が伝わらなくなり、目を開けにくくなります。これを「腱膜性眼瞼下垂」といいます。
  • コンタクトレンズの長期使用

    レンズ装用時の挙筋腱膜への器械的損傷(ダメージ)や、レンズの着け外しによって、頻繁にまぶたを刺激することが原因です。

  • 花粉症やアトピー性皮膚炎

    目の痒みを引っ掻く刺激によって腱膜と瞼板が離れてしまうことが原因です。

  • 女性に多く見られる症状

    アイメイク、つけまつ毛、アイメイクを落とす際にゴシゴシと擦る刺激が原因です。

他の疾患が原因で起こる眼瞼下垂
後天性眼瞼下垂には、動眼神経麻痺、重症筋無力症、外眼筋ミオパチー、ホルネル症候群、糖尿病、脳動脈瘤などの疾患が原因で眼瞼下垂になることがあります。また、外傷によっても眼瞼下垂になることもあります。
偽眼瞼下垂

まぶたの皮膚が緩むことで起こる眼瞼皮膚弛緩症や、額の皮膚が緩むことで眉毛が下がる眉毛下垂が原因で、眼瞼下垂と似た症状が現れる場合があります。これらは、偽眼瞼下垂と呼ばれていますが、本来の眼瞼下垂とは区別して扱う必要があります。

眼瞼下垂の症状

眼瞼下垂になると、上まぶたが垂れ下がってくるため、上側の視野が狭くなりますが、目の症状が現れる前に、肩こりや頭痛、倦怠感といった症状が現れることがあります。これは、無意識のうちに無理にまぶたを持ち上げようとする働きによって、交感神経が刺激され、常に体が緊張した状態になるからです。また、無理にまぶたを持ち上げようとするため、額にシワが増えることもあります。その後、まぶたが重く感じる、目が開けにくいといった視覚に関する症状が現れてきますが、初期の頃は軽度な症状でも、放置すると視野が狭くなり、完全に目が開かなくなることもありますので、該当する症状がある場合は、早めに眼科を受診することが大切です。その他の症状としては、退行性眼瞼内反症が起こることがあります。簡単に言えば「逆さまつ毛」になりますが、下側のまぶたの縁が内側(眼球方向)に向かって内回旋することで、まつ毛やまぶたの皮膚が眼球に触れるため、痛み、流涙、異物感などの症状を伴います。角膜を傷つける原因にもなり、ドライアイ症状の原因にもなりますので、症状が強い場合は治療が必要です。
眼瞼下垂は、高齢者によく見られる病気でしたが、最近では30代、40代の若い人が眼瞼下垂になるケースが増加しています。若い方の眼瞼下垂は、コンタクトレンズの長期的な利用が主な原因でしたが、パソコンやスマートホンなどによる目の酷使が、眼瞼下垂を引き起こす原因として指摘されています。また、アイメイクやつけまつ毛といった目元のメイクを始める年代が低くなっているため、特に女性は注意が必要です。

眼瞼下垂の主な症状

・上方の視野が狭くなる
・まぶたが重い
・目が開けづらい
・肩こり
・腰痛
・頭痛
・倦怠感
・眼精疲労
・ドライアイ
・逆さまつ毛

美容的への影響

・いつも眠そうに見られる
・表情に覇気がない
・顎を上げて物を見るようになる
・額のシワが増える
・姿勢が悪くなる
・眉毛の位置が上がる(目と眉毛が離れる)

眼瞼下垂の手術

眼瞼下垂は、手術で治療することができます。手術を受けるにあたっては、詳細な検査を行い、眼瞼下垂を引き起こしている原因や手術の可否、適した術式を判断する必要があります。
当院では、健康保険が滴よとなる「視機能の改善を目的」とした眼瞼下垂手術を行っています。

  • 治療法眼瞼挙筋前転法(筋肉とまぶたの連結を改善する治療法)「Kコード:K219-1、K219-3」

    腱膜と瞼板の結合が外れてしまった(緩んでしまった)症例に用いる術式です。挙筋腱膜と瞼板を再固定して、まぶたを引き上げることで眼瞼挙筋の力を伝えられるように治療します。

※手術給付金について

民間の医療保険に加入されている方は、手術を受けると「手術給付金」の支給を受けることができます。眼瞼下垂手術も手術給付金の対象になっているケースが多いので、経済的負担を軽減するためにも、手術を検討される方は、ご加入の保険会社に確認されることをお勧めします。